無錫は、揚子江デルタの中部の太湖の辺に位置しており、3000年の歴史を持つ古い町で、中國では「江南の名城」と言われている。無錫市は長江南岸にあたり、無錫市管轄下の港灣都市?江陰市が泰州市を対岸に臨む。市域はさらに太湖をはさんで飛び地になっており、太湖西岸の宜興市も管轄している。無錫市域の主要な範囲は沖積平野であり、ごくわずかの低山と丘陵がある。無錫は小さな河川が無數(shù)に流れる、典型的な江南の水郷である。太湖に産する魚などの水産物が豊富で、古來「魚米の郷」と呼ばれていた。無錫は中國の呉の時代の都であり、隋時代に建設された大運河が無錫を通り、以來、江南の農産物や織物を集散し華北や中國各地へ送る重要な経済都市?商業(yè)都市であり続けた。中華民國は無錫県を置き、大小の資本の本拠地となった無錫は「小上海」といわれるほどの商業(yè)の繁栄を見た。新中國が成立したから、無錫は全國15ヶ所の経済中心都市のひとつとなり、また、全國10ヶ所の重點観光都市のひとつとなった。